ヒアルロン酸注射の効かない膝の痛み・鵞足(がそく)炎
2016.10.24 治療コラム
膝が痛くて整形外科に行ったら、レントゲンを撮って変形性膝関節症と診断されて、膝にヒアルロン酸注射をしたが、症状が一向に改善されない。という方はいらっしゃいませんか?
確かに、ある程度の年齢になると膝関節の軟骨が多少すり減ってきます。
ですから、変形性膝関節症という診断は間違いではありません。
しかし、ヒアルロン酸注射で症状が改善されないのであれば・・・それは、別の症状「鵞足(がそく)炎」によるものではないでしょうか?
鵞足(がそく)炎というのは、半腱様筋、縫工筋、薄筋これら三つの筋がまとまっている、鵞足(がそく)と呼ばれる部分の炎症で、膝関節内側の少し下の部分です。
痛みは、膝の内側だけにとどまらず、膝関節周囲全体に及ぶこともあります。
こういった症状の場合は、ヒアルロン酸注射は効果がありません。
治療法は、先述した関連した筋肉の入念なマッサージとアイシングです。
突然の膝の痛みで整形外科を受診し、ヒアルロン酸注射をしたが効果が無いといった方は、鵞足(がそく)炎の可能性が高いですから、是非一度ひかり整骨院へご相談ください。